「もう小学生だから大丈夫かな」「毎日通っている道だし、慣れているはず」
そんな気持ちで、子どもの登下校を見送っているパパ・ママも多いと思います。実際、登下校は毎日のことなので、特別な危険を感じにくい時間帯でもあります。
でも、防犯の視点で見ると、登下校の時間には“気づきにくい危険”がいくつもあります。この記事では、小学生の登下校中に気をつけたい防犯ポイントを、怖がらせずに、親子で一緒に考える形でお伝えします。
登下校は「毎日だからこそ」油断しやすい
登下校の道は、子どもにとって「知っている道」です。だからこそ、警戒心がゆるみやすくなります。
- 同じ時間、同じルートを通る
- 学校や家が近づくと安心してしまう
- 友だちと話しながら歩くことが多い
一方で、不審な行動をする人にとっては、時間や行動が予測しやすいという側面もあります。「特別な場所」ではなく、「いつもの場所」で起きやすいのが、登下校中の防犯リスクです。
登下校中に注意したい「見えにくい場所」
防犯で意識したいのは、人目が少なくなりやすい場所です。
- 曲がり角や見通しの悪い道
- 駐車場や建物のすき間
- 草木やフェンスで囲まれた場所
「危なそうな場所」に見えなくても、一瞬まわりから見えなくなる場所は注意が必要です。大人の目線で通学路を見直してみると、意外なポイントに気づくことがあります。
「一人になる瞬間」にリスクが高まりやすい
集団登校や友だちと一緒に歩いている間は、比較的安心感があります。
でも、防犯の観点では、こんな瞬間に注意が必要です。
- 集合場所から家までの短い距離
- 友だちと別れた直後
- 忘れ物を取りに戻ったとき
「あと少しだから」「家の近くだから」と気がゆるみやすい場面ほど、声かけや約束が役立ちます。
子どもにどう伝える?防犯の基本はシンプルに
防犯の話というと、つい難しくなったり、怖い話になったりしがちです。
登下校については、まずはこのくらいシンプルで十分です。
- 知らない人にはついていかない
- 困ったら大きな声を出していい
- 何かあったら近くの大人に助けを求める
「危ない人がいるからね」と伝えるよりも、「自分を守るための約束だよ」と前向きに話すと、子どもも受け止めやすくなります。
家庭でできる防犯対策① 通学路を一緒に歩く
一度は、親子で通学路を歩いてみるのがおすすめです。
- 人通りが多い場所・少ない場所
- 暗くなりやすい場所
- 助けを求めやすいお店や施設
「ここは見えにくいね」「ここなら人が多いね」と会話しながら歩くことで、子ども自身が気づけるようになります。
家庭でできる防犯対策② 声かけは「行動」に結びつける
「気をつけてね」だけでは、子どもはどう動けばいいか分かりません。
こんな声かけがおすすめです。
- 「ここでは立ち止まらずに歩こうね」
- 「友だちと別れたら、まっすぐ帰ろう」
- 「何かあったら、このお店に入ろう」
具体的な行動をセットで伝えると、防犯が“実践しやすい約束”になります。
親の安心が、子どもの安心につながる
子どもは、親の表情や態度をよく見ています。
過度に心配しすぎると、不安もそのまま伝わってしまいます。逆に、「一緒に考えたから大丈夫だね」という姿勢は、子どもの自信につながります。
完璧な対策は必要ありません。話し合い、確認し、少しずつ見直していくことが、防犯のそなえになります。
まとめ:登下校は、防犯を学ぶいちばん身近な時間
登下校は、子どもが社会と関わる大切な時間です。
危険を遠ざけるだけでなく、「自分で気づき、行動できる力」を育てるチャンスでもあります。
ぜひ、今日の帰り道や週末に、通学路の話をしてみてください。小さな会話の積み重ねが、大きな安心につながっていきます。


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