積雪の多い地域では冬になると避けられない「雪かき」。
朝の通勤前や子どもの通学路を確保するために、家の前の雪を片づける――そんな光景が日本各地で見られます。
でも実は、雪かき中の事故は毎年多く発生しており、転倒・落雪・除雪機の事故など、命に関わるケースもあります。
この記事では、家庭でできる安全な雪かきの基本と、事故を防ぐためのポイントをまとめました。
無理をせず、家族みんなで協力しながら「安全な雪かき」を心がけましょう。
なぜ雪かきで事故が起こるの?
雪かき中の事故の多くは、転倒・落下・疲労によるものです。
特に屋根の雪下ろしや高齢者の単独作業は危険が高く、毎年ニュースになるほど。
「急いで終わらせよう」「自分ひとりでやろう」と思う気持ちが、思わぬケガにつながります。
- 屋根や高所からの転落
- 雪の下に隠れた段差・障害物での転倒
- 除雪機やスコップ操作によるケガ
- 冷えや疲労による体調不良・心臓発作
まずは「安全第一」で、無理をしない範囲で雪を処理する意識を持ちましょう。
雪かきを始める前にチェック!安全準備リスト
雪かきを始める前に、まずは身支度と環境を整えることが大切です。
以下のチェックリストを確認してから外に出ましょう。
| 項目 | 確認内容 |
|---|---|
| 服装 | 防水・防寒の動きやすい服装。帽子・手袋を着用。 |
| 靴 | 滑り止め付きの長靴やスノーブーツ。 |
| 道具 | スコップ・ママさんダンプ・ほうきなどを点検。 |
| 天候 | 強風や吹雪のときは作業を控える。 |
| 周囲 | 屋根の雪・電線・車通りなどの危険を確認。 |
また、家族で「どこをどの順に雪かきするか」を話し合ってから始めると、効率的で安全です。
安全な雪かきの基本動作
雪かきは体力を使う作業。
腰や関節を痛めないように、正しい姿勢と動作を心がけましょう。
- 腰を曲げず、ひざを使って雪を持ち上げる
- 一度にたくさん持ち上げず、少しずつ運ぶ
- 雪を投げる方向に人がいないか確認する
- 長時間続けず、30分ごとに休憩をとる
- 水分をこまめにとり、体調をチェック
気温が低いときでも、汗をかくことで脱水になります。
温かい飲み物を用意して、こまめな休憩を取りましょう。
屋根の雪下ろしは専門業者に
屋根の雪下ろしは最も危険な作業です。
屋根が滑りやすく、足を取られて転落する事故が多発しています。
また、落ちた雪に埋もれてしまうケースもあります。
- 屋根の雪は基本的に専門業者に依頼する
- どうしても行う場合は、命綱や安全ベルトを使用
- 家族や近所の人に声をかけてから作業を開始
- 屋根下には人が入らないように注意喚起
「自分でやったほうが早い」と思わず、安全を最優先にしましょう。
子どもと一緒に雪かきをする場合のポイント
子どもと一緒に雪かきをする場合は、「遊びながら・見守りながら」が基本です。
危険な場所には近づけず、短時間で楽しめる範囲にとどめましょう。
- 雪合戦や雪だるまづくりなどを一緒に楽しむ
- 車の近く・道路沿いでは作業させない
- 冷えたらすぐに室内で休憩・着替えを
- 手袋や帽子などをしっかり着用させる
「雪かき=防災の練習」として、親子で安全に取り組むことが大切です。
雪の捨て場所と地域ルールを確認しよう
雪をどこに置くかも重要なポイントです。
地域によっては、道路への排雪や側溝への投雪が禁止されていることもあります。
- 近隣の排雪ルールを自治体HPや掲示板で確認
- 車道・歩道の通行を妨げない場所に雪を置く
- 排水溝や消火栓をふさがないよう注意
- 夜間や早朝は騒音にも配慮する
地域のルールを守ることで、近隣トラブルや事故を防げます。
子どもにも「雪をどこに捨てたらいいか」を教えておくと安心です。
まとめ:無理せず、みんなで安全に
雪かきは、力仕事ではなく“安全な段取り”の仕事です。
無理をせず、天気や体調を見ながら、家族や地域で協力し合いましょう。
もし雪が多い日でも、「今日はここまでにしよう」と決める勇気も大切。
安全に除雪できれば、家も心も軽くなります。
冬を乗り切るために、“安全第一の雪かき”を習慣にしましょう。


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