スマホが使えなくなる――それは現代の私たちにとって、想像以上に困る状況です。
連絡、地図、ニュース、支払い……すべてがスマホに頼っているからこそ、電池切れや通信障害が起きた瞬間に「何もできない」と不安になる方も多いのではないでしょうか。
特にお出かけ中や災害時、スマホが使えなくなると家族の安否確認も難しくなります。
この記事では、スマホが使えなくても「家族がつながれる・助けを呼べる」ための“アナログ防災”を、家庭でできる形でご紹介します。
スマホが使えないと何が起きる?
地震や停電、大規模通信障害の際、スマホはすぐに使えなくなることがあります。
- 充電が切れる
- 通信回線が混雑または停止する
- 基地局が停電でダウンする
- Wi-Fiスポットが使えない
こうした状況では、位置情報アプリも地図も連絡アプリも機能しません。
つまり、頼りにしていた“情報とつながり”が同時に途絶えるのです。
そんなときこそ大切なのが、電気や通信に頼らない「アナログの備え」です。
家族をつなぐ“アナログ防災セット”とは?
「アナログ防災セット」とは、スマホが使えない時にも家族の連絡や避難行動を支える道具のことです。
たとえば紙の地図、連絡先メモ、筆記用具、簡易ライトなど。
これらは電源が不要で、子どもでもすぐ使えるのが強みです。
以下に、家庭で準備しておきたい基本セットを紹介します。
| アイテム | 用途・ポイント |
|---|---|
| 紙の地図(地域別) | 自宅・通勤通学・実家・避難所までの経路を確認できるようにしておく。 |
| 家族の連絡カード | 名前・住所・電話番号・避難先を書いて、財布や子どものポーチに入れる。 |
| 緊急連絡メモ(親戚・友人) | いざというとき頼れる第三者の連絡先も記載。 |
| 筆記具(油性ペン・メモ帳) | 情報を書き留めたり、安否メモを残すときに役立つ。 |
| ホイッスル | 声が出ない状況でも助けを呼べる。 |
| 電池式ライト | 暗所での安全確保。乾電池は別袋で保管。 |
| 小銭(100円・10円硬貨) | 公衆電話利用や販売機用。停電時も使える。 |
親子で作ろう!連絡カードと避難メモ
紙の連絡カードは、スマホが使えないときに最も役立つ“命のメモ”。
親子で一緒に作ることで、「自分の情報を伝える」練習にもなります。
おすすめの書き方を以下にまとめました。
| 項目 | 記入例 |
|---|---|
| 名前 | やまだ はると(7さい) |
| 住所 | 〇〇県〇〇市〇〇町1-2-3 |
| 電話番号 | 090-xxxx-xxxx(ママ)/ 080-xxxx-xxxx(パパ) |
| 避難先 | 〇〇小学校 体育館(第1避難所) |
| 一言メッセージ | 「迷ったら先生に見せてね」「このカードを見せてね」 |
子どもが一人で行動しているときに迷子になったり、スマホが壊れてしまった場合でも、このカードがあれば周囲の大人がすぐに連絡できます。
カードは防水ケースやラミネートで保護して、カバンやポケットに入れておきましょう。
地図を「読む力」を育てよう
最近の子どもたちは、スマホの地図アプリに慣れていて、紙の地図の見方を知らないことも多いです。
いざというときに自分の位置がわからないと、避難行動も難しくなります。
週末などに親子で「地図を読む練習」をしておくのも立派な防災教育です。
- 自宅から避難所までの道を、地図上で指でたどってみる
- 「この交差点」「この橋」を実際に歩いて確かめる
- 通学路・通勤路にある避難場所をマークしておく
- 災害時に使える公衆電話や避難所も印をつけておく
電池・通信が途絶えたときに使える“アナログ技”
スマホが使えない状況でも、次のような工夫で情報収集や連絡を確保できます。
- 公衆電話を使う: 停電時も通話可能な回線がある。緊急時は無料でかけられる番号(110・119・171)を知っておく。
- 災害伝言ダイヤル(171): 家族で録音・再生の練習をしておく。
- 地域の掲示板をチェック: 避難情報や支援物資情報が掲示されることがある。
- 地元FMラジオ: 停電時にも地域の最新情報を受信できる。
親ができる“つながりの備え”3つ
- 家族で共通の避難先・集合場所を決めておく
- 緊急連絡先カードを親子でそれぞれ携帯
- 災害時の連絡手順を家庭内で共有(例:「まず171→次にLINE→次に電話」など)
これだけで、スマホが使えなくても「家族が再会できる確率」は大きく上がります。
子どもに伝えたい3つのルール
- スマホが使えないときは、大人にカードを見せる
- 迷ったら動かず、助けを呼ぶ
- 暗いときはライトを使う
小さなルールでも、命を守る行動につながります。家庭で一度、ロールプレイ形式で練習してみるのもおすすめです。
まとめ:スマホに頼りすぎない“家族のつながり力”を育てよう
スマホは便利ですが、電気や電波が止まればただの箱になってしまいます。
だからこそ、紙・声・人の力を生かした“アナログ防災”を家庭に取り入れることが大切です。
親子で一緒に地図を見て、カードを作る――それだけでも、いざというときの安心はぐっと増します。
「もしスマホが使えなくなったら?」を合言葉に、家族で話してみてください。

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