写真を撮って、送って、共有する。
今の子どもたちにとって、ネットに何かを載せることは、とても身近な行動です。
でもその中には、知らないうちに「個人情報」が含まれていることがあります。
名前や顔写真だけでなく、
背景に写ったものや、何気ない一言からも、情報は伝わってしまいます。
この記事では、
ネット上の個人情報とは何か、どこに注意すればいいのかを、
親子で話し合うための視点として整理していきます。
そもそも「個人情報」って何?
個人情報というと、
名前や住所を思い浮かべる方が多いかもしれません。
でも、ネット上ではそれ以外にも、
「その人だとわかる情報」すべてが個人情報になります。
- 名前・ニックネーム
- 顔や体の特徴がわかる写真
- 学校名や学年
- よく行く場所
- 誕生日や家族構成
ひとつひとつは小さな情報でも、
組み合わさることで、その人が特定されてしまうことがあります。
写真には、思っている以上の情報が写っている
写真は特に注意が必要です。
顔が写っていなくても、
次のようなものから情報が伝わることがあります。
- 制服や体操服
- 学校名が書かれた持ち物
- 家の外観や周りの景色
- 名札やランドセル
「かわいい写真だから」「友だちだけが見るから」
そう思っていても、思わぬ形で広がってしまうこともあります。
「誰が見るかわからない場所に出す」という意識を、少しずつ持てると安心です。
名前やニックネーム、どこまで大丈夫?
ネットでは、本名を出さずにニックネームを使うことも多いですよね。
ただし、ニックネームでも注意したいポイントがあります。
- 本名が想像できる名前になっていないか
- 学校名や地域とセットで使っていないか
- 他のSNSと同じ名前を使っていないか
複数の場所で同じ名前を使うと、
情報がつながってしまうことがあります。
「名前そのもの」だけでなく、
どう使われるかも一緒に考えてみましょう。
位置情報は「今どこにいるか」を伝えてしまう
スマホやアプリには、
写真を撮った場所や、今いる場所が自動で記録されることがあります。
これを「位置情報」と呼びます。
- 自宅の近く
- 通っている学校
- よく遊びに行く公園
こうした情報がわかると、
生活の様子まで想像できてしまいます。
「どこで撮った写真かな?」
「今ここにいるってわかっちゃうかな?」
そんな問いかけを、親子でしてみるだけでも、意識は変わってきます。
「出しちゃダメ」より「なぜ控えるか」
個人情報の話になると、
つい「それはダメ」「出しちゃいけない」と言いたくなります。
でも、理由がわからないままだと、
子どもは納得しにくくなります。
たとえば、
「知らない人に家がわかっちゃうかもしれないから」
「後から消したくなっても、消えないことがあるから」
怖がらせるのではなく、想像できる形で伝えることが大切です。
家庭でできる、個人情報チェックの習慣
特別なルールを作らなくても、
日常の中でできることがあります。
- 投稿前に「これは誰に見せたい?」と聞く
- 写真を一緒に見て、写っているものを確認する
- 「もし知らない人が見たら?」と考えてみる
正解・不正解を決める必要はありません。
考える時間を持つことが大切です。
親が先に気をつけることも、立派なそなえ
子どもの情報は、親が発信していることもあります。
- SNSに載せた写真
- 学校行事の投稿
- 成長記録の共有
「この写真、将来見られても大丈夫かな?」
そんな視点を持つことは、子どもへのメッセージにもなります。
守ることは、怖がることではない
個人情報の話をすると、
ネットは危ない場所だと感じてしまうかもしれません。
でも大切なのは、
上手に距離を取りながら使うことです。
全部出さない、全部隠す、ではなく、
「これは出していい」「これは控えよう」と考える力。
その力は、親子の会話の中で少しずつ育っていきます。
完璧じゃなくて大丈夫。
今日ひとつ気づけたら、それが大切なそなえです。

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