公園や森、キャンプ場など、自然の中での外遊びは子どもの感性や体力を育てる大切な時間です。
けれども、自然の中には目に見えにくい危険が潜んでいることもあります。
虫刺されや植物のかぶれ、急な天候変化、熱中症など――「ちょっとした油断」がトラブルにつながることも。
この記事では、親子で自然を楽しむために知っておきたい“外遊びの防災ABC”を紹介します。
楽しく学びながら、自然と安全の両立をめざしましょう。
A:安全な場所を選ぶ(Area)
まず大切なのは、遊ぶ「場所選び」です。
自然の中では、見た目がきれいでも危険が隠れていることがあります。
外遊びをする前に、次のポイントを確認しておきましょう。
- 水辺や崖の近くでは遊ばない
- スズメバチの巣やヘビが出る場所を避ける
- 草が深い場所は長ズボン・長袖で入る
- 日陰がない場所では熱中症リスクに注意
- キャンプ場や公園では管理者の注意看板を確認
「ここなら大丈夫かな?」と不安なときは、無理せず別の場所に移動するのが鉄則です。
自然は毎日変化しています。前日まで安全でも、雨の後などは地面がぬかるんで滑りやすくなっていることもあります。
B:身を守る服装と持ち物(Body)
外遊びのときの服装は、“汚れてもいい”だけでなく“守ってくれる”ものを選びましょう。
自然の中では肌を出さないことが安全の第一歩です。
| アイテム | 目的 | ポイント |
|---|---|---|
| 長袖・長ズボン | 虫刺され・草かぶれ防止 | 風通しのよい素材を選ぶ |
| 帽子 | 日射病・落下物対策 | あごひも付きが安全 |
| 運動靴・トレッキングシューズ | 転倒防止・足の保護 | サンダルは避ける |
| 虫よけスプレー・かゆみ止め | 虫刺され防止 | 子ども用の低刺激タイプを |
| 飲み水・タオル | 熱中症予防 | 500ml以上を目安に持参 |
| 応急セット | ケガやかぶれ対応 | 絆創膏・消毒液を小分けで |
C:変化を感じ取る力(Change)
自然の中では、ちょっとした“変化”に気づくことが安全のカギになります。
特に子どもは夢中になると周囲への注意が薄れるため、親が一緒に気づいてあげることが大切です。
- 空が暗くなったら、雷や雨のサイン
- 風が冷たくなったら、天候の変化が近い
- 虫が増えたり、音が静かになったら自然の変化のサイン
- 体がだるい・顔が赤いときは熱中症の兆候
親子で「今日はどんな風?」「空の色が変わってきたね」と話しながら遊ぶことで、
自然の変化を感じ取る力(=防災力)を育てることができます。
自然の“見えない危険”リスト
自然の中では、見落としがちな危険がたくさんあります。以下は特に注意したいポイントです。
| 危険 | 具体例 | 対策 |
|---|---|---|
| 植物 | ウルシ・イラクサ・トリカブトなど | むやみに触らず、かゆみが出たらすぐ洗う |
| 虫 | ハチ・マダニ・ブヨなど | 黒っぽい服を避け、虫よけをこまめに |
| 動物 | イノシシ・ヘビ・野犬など | 見かけたら近づかず、音を立てて離れる |
| 気温 | 真夏の熱中症・真冬の低体温 | 水分補給・服装調整で体温を守る |
| 地形 | ぬかるみ・斜面・落石 | 足元を確認し、子どもを先に行かせない |
外遊び中の“防災ポーチ”を作ろう
ちょっとした外出にも、軽い防災ポーチがあると安心です。
親子で一緒に選びながら用意しておきましょう。
- ミニ救急セット(絆創膏・消毒・薬)
- 虫よけスプレー
- ウェットティッシュ
- ホイッスル(助けを呼ぶ合図)
- 携帯ライト(夕方の帰り道にも)
- 折りたたみマスク・小さなタオル
まとめ:自然とふれあいながら“命を守る力”を育てよう
自然の中には、危険と学びがどちらもあります。
大切なのは、「怖がること」ではなく「気づけること」。
親が見守りながら、子ども自身が安全に行動できるようにサポートすることが、最大の防災です。
今日から少しずつ、自然と仲良くなる“防災のABC”を家族で実践してみましょう。


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