冬の夜、突然の停電で暖房が止まってしまったら――。
「どうしよう…子どもが寒がっているのに」と焦ってしまう家庭も多いですよね。
実は、電気が使えなくてもできる“あたたかさを保つ工夫”はいくつもあります。
この記事では、家庭で簡単にできる停電時の防寒対策「非常暖(ひじょうだん)」を紹介します。
特別な道具がなくても、身の回りのもので体を守ることができます。
親子で「もしもの寒さ」に備えておきましょう。
なぜ停電で寒くなるの?
停電になると、エアコンやヒーターなどの電気暖房がすべて停止します。
特にマンションでは、給湯器や床暖房なども電気制御のため、暖房もお湯も使えなくなるケースがあります。
また、夜間の停電では照明が使えず、心理的にも不安が増します。
だからこそ、「電気が止まっても寒さをしのぐ方法」を知っておくことが大切です。
停電時にまず確認すること
停電したら、まず落ち着いて状況を確認しましょう。
外が真っ暗でも、家族が慌てないように行動の順番を決めておくと安心です。
- 懐中電灯またはスマホライトで周囲を照らす
- ブレーカーを確認(家全体か一部か)
- 地域全体の停電かどうかをラジオやスマホで確認
- ろうそくは倒れやすく危険なので使用しない
安全を確保したうえで、できるだけ体温を逃がさない“防寒行動”を取りましょう。
家庭でできる“非常暖”の工夫5選
電気が使えなくても、家にあるもので十分に温かさを保つことができます。
ここでは、すぐに実践できる防寒アイデアを紹介します。
① 部屋を“閉じて”暖かさを守る
まず大切なのは、「温かい空気を逃がさないこと」。
家全体を暖めるのではなく、1部屋に集まるのがポイントです。
- 家族全員が1部屋に集まり、ドアを閉める
- カーテンを閉め、窓際に毛布やタオルを掛けて冷気を遮断
- 床にラグや段ボールを敷くと底冷えを防げる
- ドアのすき間にはタオルやクッションを詰める
リビングよりも寝室や子ども部屋など、小さな空間を温めるのがコツです。
② 毛布とアルミシートで“体温”を逃がさない
人の体から出る熱を上手にキープすれば、電気がなくてもかなり暖かく過ごせます。
家庭にある毛布や防災用アルミシートを活用しましょう。
- アルミシートを体に巻き、その上から毛布で包む
- 毛布がない場合は、大判バスタオルや布団で代用
- 床に段ボールやクッションを敷くと、冷気を防げる
特に子どもは体が小さく冷えやすいので、頭と足元を重点的に温めるのがポイントです。
③ ペットボトル湯たんぽを作る
電気がなくても、ガスコンロが使える場合はお湯を沸かして「ペットボトル湯たんぽ」を作れます。
- 耐熱ペットボトルに60〜70℃程度のお湯を入れる
- タオルで包んで足元やお腹の上に置く
- 就寝時は必ず布で包み、直接肌に触れないように
- 子どもや高齢者は低温やけどに注意
電気毛布の代わりとしてだけでなく、赤ちゃんの布団を温めるのにも使えます。
④ 服を重ねて「空気の層」で保温
衣服の間に空気の層を作ると、保温効果が高まります。
「厚着よりも重ね着」がポイントです。
- 下着+長袖シャツ+トレーナー+フリースの順に重ねる
- 首・手首・足首を重点的に温める
- 帽子・マフラー・靴下で体の末端を保護
- 濡れた服はすぐに着替える
重ね着は“着る防寒具”として最も手軽で効果的。
子どもと一緒に「寒さ対策ファッションごっこ」をしてみるのも◎です。
⑤ “カイロの使い方”を工夫する
カイロは停電時の頼もしい味方です。
貼るタイプ・持つタイプを使い分けて、効果的に温まりましょう。
- 背中・お腹・腰など「太い血管のある位置」に貼る
- 靴下用カイロで足元の冷えを防ぐ
- 寝るときは低温やけど防止のため、直接肌に貼らない
冷えが強い日は、カイロを毛布の内側に入れると、暖房代わりにもなります。
子どもと一緒に“停電ごっこ”をしてみよう
いざというときに慌てないために、「停電ごっこ」をしてみるのもおすすめです。
懐中電灯を使って明かりをとり、毛布でキャンプのように過ごしてみましょう。
- 懐中電灯・カイロ・毛布を用意
- 電気を消して、家族で1部屋に集まる
- 「寒くなったらどうする?」を一緒に話す
- ラジオや非常食も試してみる
子どもにとっては遊びのようでも、実際の防災訓練になります。
楽しみながら備えることで、いざというときも落ち着いて行動できます。
まとめ:電気がなくても“ぬくもり”は作れる
停電で暖房が止まっても、家族で協力すれば寒さは乗り越えられます。
暖かさを守るのは、電気だけではなく、知恵と工夫。
そして、寄り添い合う「ぬくもり」そのものです。
今日紹介した非常暖アイデアを、家族で話し合いながら試してみてください。
小さな備えが、大きな安心につながります。

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