ショッピングモールや駅、マンションなど、子どもと一緒にエレベーターを使う機会は多いですよね。
でも、もしそのエレベーターの中で地震が起きたら、どうすればいいのでしょうか?
実は、「正しい行動」を知っておくだけで、命を守る確率が大きく変わります。
この記事では、親子で覚えておきたい地震発生時の3ステップ行動と、日常からできる備えをやさしく紹介します。
エレベーターの中で地震が起きたら何が起きる?
地震が発生すると、エレベーターは自動で停止したり、最寄り階に停止する機能(地震時管制運転)を持つものがあります。
しかし、古いタイプや停電時には途中で止まってしまうことも。
揺れの最中に無理に操作したり、ドアをこじ開けようとすると危険です。
まずは「中でどう動くか」を覚えておきましょう。
地震発生時の行動3ステップ
もしエレベーターの中で地震にあったら、次の順番で行動しましょう。
親が落ち着いて動くことが、子どもを守る一番の力になります。
① まず、身を守る
エレベーターの中でも、揺れによる転倒や衝突の危険があります。
揺れを感じたら、次のように身を守りましょう。
- 壁に背を向けて体を支える
- 両手で手すりや壁につかまる
- 頭を腕で覆う(荷物があれば頭を守る)
- 子どもを抱き寄せて低い姿勢を保つ
② 揺れが収まったら、すべての階のボタンを押す
地震が落ち着いたら、まずすべての階のボタンを押しましょう。
これは、どこかの階で止まったときにすぐ出られるようにするためです。
止まった階でドアが開いたら、すぐに降りて建物の安全な場所(出口付近や屋外)に避難してください。
エレベーター内に留まるのは危険です。
③ 閉じ込められたら、助けを呼ぶ
途中で停止してしまい、ドアが開かないときは、慌てずに非常ボタンを押しましょう。
管理センターや警備会社につながり、救助を呼ぶことができます。
その際は次のように伝えるとスムーズです。
- 「地震で止まりました」
- 「子どもと一緒に閉じ込められています」
- 「ケガはありません」
電波が届かなくても、非常通報装置は電源が別系統なので動くことが多いです。
ムリにドアを開けようとせず、救助を待ちましょう。
子どもと一緒にできる“エレベーター防災練習”
普段から、親子で「もしもの時どうするか」を話しておくことが大切です。
家や商業施設で、次のような練習をしておくと安心です。
- 非常ボタンの場所を確認する
- 「揺れたらしゃがむ」「壁につかまる」を練習
- 全階ボタンを押す動作を教える(真ん中から順に押す)
- 停電したら暗くなることを話しておく
「怖い」と思わせるのではなく、「こうすれば安全だよ」と教えることで、子どもの防災意識が自然に育ちます。
エレベーターに乗る前にできる“予防のそなえ”
日常の中で、次のような行動を意識しておくと、被害を減らすことができます。
- 地震速報が出たら乗らない
- エレベーターに乗る前に非常ボタンの位置を確認
- 混雑時は無理に乗らず、次を待つ
- 子どもを先に乗せず、必ず一緒に
- 荷物はできるだけ両手が使えるように持つ
地震だけでなく、停電や機械トラブルでも閉じ込めが起きることがあります。
「入る前のひと確認」が、安全を守る第一歩です。
まとめ:親の落ち着きが、子どもの安心につながる
エレベーターの中で地震にあったら、誰でも不安になります。
でも、事前に行動を知っていれば、パニックを防ぎ、子どもを落ち着かせることができます。
「身を守る → 全階ボタン → 助けを呼ぶ」――この3つの流れを、家族で共有しておきましょう。
それだけで、日常の中に“防災力”がぐっと育ちます。

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