小学生になると、子どもは「自分のことは自分でできる」ことが増えてきます。
そんな成長期にこそ、防災の準備も“親が全部やる”から“子どもと一緒に考える”へとステップアップさせるチャンスです。
防災リュックを一緒に作ることで、「自分の命を守る」意識と「家族を思いやる心」の両方を育てることができます。
この記事では、小学生の子どもが自分で準備できる防災リュックの中身や、親子で楽しく取り組むポイントを紹介します。
小学生の防災リュックが果たす役割
小学生の防災リュックは、「自分で動ける力を育てるためのツール」でもあります。
学校や登下校中に災害が起きる可能性を考えると、子ども自身が自分の持ち物や避難の手順を理解しておくことが大切です。
防災リュックはその“意識づけ”にもなり、家族の一員としての責任感を育てるきっかけになります。
親が一緒に見守りながら、子どもが自分の判断で選ぶ・整える経験を大切にしましょう。
小学生が自分で準備する防災リュックの基本アイテム
子どもが自分で背負うことを前提に、中身は必要最低限にしましょう。
ポイントは、「自分で使える」「学校や避難所で安心できる」ものを選ぶことです。
| カテゴリー | 具体的なアイテム例 | ポイント |
|---|---|---|
| 食べもの・飲みもの | 500ml水×1本/ゼリー飲料/小袋のお菓子 | 自分で開けられる・食べ慣れたものを選ぶ。 |
| 衛生・健康用品 | マスク/ウェットティッシュ/ばんそうこう/常備薬 | 使い方を一緒に確認しておく。 |
| 情報・安全用品 | 家族の連絡カード/ホイッスル/小型ライト/防災ずきん | カードには名前・住所・電話番号・血液型・避難先を記入。 |
| 衣類・生活用品 | タオル/着替え(上下1セット)/靴下 | 圧縮袋を使うとコンパクトにまとまる。 |
| 安心グッズ | 家族写真/好きなハンカチや文具など | 心が落ち着くものを1つ入れておくと安心。 |
子どもと一緒に準備するステップ
防災リュック作りを“親の仕事”にしないためには、子ども自身が関わるプロセスが大切です。
次のようなステップで、楽しく進めてみましょう。
- テーブルに防災グッズを並べて「何が必要かな?」と一緒に話す。
- 子どもに「どれを入れたい?」と選ばせ、自分でリュックに詰める。
- リュックを背負ってみて、重さや取り出しやすさを確認。
- 名前を書いたタグやキーホルダーを付けて“自分のリュック”に。
親が「入れてあげる」ではなく、「一緒に考える・試す・確認する」という関わり方がポイントです。
準備が終わったら、「よくできたね!」とたくさん褒めてあげましょう。
学校や通学時の備えも考えよう
災害は、家にいるときだけでなく、登下校中や学校にいる間にも起こり得ます。
そのため、防災リュックの中身を家庭用と学校用に分けて考えると安心です。
たとえば、学校では「机の下に入れておく防災ずきん」「教室に常備している水や食料」など、学校ごとの取り組みが異なります。
家庭でも「もし学校で地震が起きたらどうする?」と話し合っておくと、子どもが安心して行動できます。
また、ランドセルのポケットや通学バッグに「連絡カードのミニ版」を入れておくのもおすすめです。
親がサポートすべきポイント
子どもが自分で準備するといっても、すべてを任せるのではなく、親が見守り・サポートする姿勢が大切です。
次の3つのポイントを意識しておくと、無理なく続けられます。
- 💡 子どもの体格に合うサイズのリュックを選ぶ(軽くて丈夫なもの)
- 🪶 「これだけは大人が持つ」アイテムを決めておく(重い水・衛生用品など)
- 📅 半年に一度、中身のチェック日を設けて一緒に見直す
見直しのときは、季節に合わせて服や食べ物を変えたり、賞味期限を確認したりする良い機会です。
子どもが自分で「これ、変えよう!」と気づけるようになると、防災力がぐっと上がります。
「自分で守る力」を育てるために
防災リュックを自分で用意することは、単なる“避難準備”ではありません。
それは、子どもが自分の命を考え、守る練習をしているということ。
親にとっても、子どもが成長していることを実感できる機会です。
リュックを準備する時間を「一緒に学ぶ時間」として、少しずつ子どもの判断力を育てていきましょう。
「防災=怖いこと」ではなく、「防災=安心のためにできること」として、前向きに伝えることが何より大切です。
まとめ:小学生の防災リュックは“成長の証”
小学生の防災リュックづくりは、子どもにとっての“はじめての責任感”かもしれません。
完璧でなくても、子どもが「自分でできた」と感じることが大切です。
親が支えながら見守ることで、防災リュックは“安心のための道具”から、“成長の記録”へと変わります。
今日からぜひ、親子で“わが家のマイ防災バッグ”を作ってみましょう。

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