スマホ・通信が止まったときの地震対策|家族の連絡ルールを決めよう

地震のそなえ

地震が起きたあと、多くの人がまず確認したいのは「家族の安否」です。
しかし、大規模な地震ではスマホや電話がつながらないことがよくあります。
通信が止まると、「連絡が取れない不安」や「どこに行けばいいかわからない混乱」が起きやすくなります。
この記事では、通信障害が発生したときにも家族を守るために、あらかじめ決めておくべき“家族の連絡ルール”を紹介します。
スマホが使えない状況でも落ち着いて動けるよう、今から準備しておきましょう。

① なぜ地震のあとスマホがつながらなくなるの?

地震直後に通信が混雑する理由は、次のような状況が重なるためです。

  • 多くの人が一斉に電話・SNSを使う
  • 通信設備が停電や損傷で一時停止
  • 通信会社が緊急優先通信(警察・消防)を優先する

つまり、「壊れていないのに使えない」状態になることがあるのです。
連絡が取れない時間は数時間~半日続くこともあります。
そんなときに備えて、“通信がなくても家族が動ける”仕組みをつくっておくことが大切です。

② 家族で決めておくべき「3つのルール」

通信が止まったとき、慌てずに行動できるように、家庭で次の3つのルールを話し合っておきましょう。

① 集合場所を決めておく

まずは「家族が集まる場所」を1~2か所決めておきましょう。

  • 自宅が安全なら「自宅」
  • 登下校時や仕事帰りなどには「近くの公園」や「避難所」

など、家族で実際に歩いて確認しておくと安心です。

② 連絡方法を複数用意する

スマホ以外にも、次のような手段を活用できます。

  • 災害用伝言ダイヤル(171):音声で「無事」を残せる
  • 災害用伝言板(Web171・LINE・携帯各社):インターネットが使える場合に便利
  • メモ紙・掲示板:避難所や学校などに書き残す方法

家族それぞれの携帯番号や伝言板の使い方を、実際に一度試してみましょう。
「誰が誰に連絡を入れるか」を決めておくことも重要です。

③ 行動の優先順位を決めておく

混乱時に「どう動けばいいか」が明確だと、無駄な移動を減らせます。

  • まず身の安全を確保(建物の倒壊・火災を避ける)
  • 次に家族の集合場所へ向かう
  • 通信が復旧したら連絡を取り合う

「親が迎えに行けない場合」「子どもが先に避難する場合」など、パターンごとに想定しておくと安心です。

③ スマホが使えないときに役立つ“アナログ備え”

通信が止まったときに役立つのは、やはり紙の情報です。
スマホに頼りすぎない準備をしておきましょう。

  • 家族全員の連絡先・住所を紙に書いておく
  • 避難所や集合場所の地図を印刷して持っておく
  • 勤務先・学校の連絡先リストを防災ポーチに入れておく
  • メモ帳とペンをセットにして携帯する

特に子どもの防災ポーチには、名前・住所・保護者の連絡先を書いたカードを入れておくと安心です。
「スマホがなくても伝わる情報」を持つことが、命を守る鍵になります。

④ バッテリー切れを防ぐ“電源のそなえ”

スマホは情報収集の要。
しかし停電や長時間の使用で、あっという間に電池が切れてしまいます。
家庭に次のような電源備蓄を用意しておきましょう。

  • モバイルバッテリー: 1人1台を目安に。充電済みか月1で確認。
  • 乾電池式充電器: 電気がなくても電池で充電可能。
  • ソーラーチャージャー: 日中の充電に便利。キャンプにも活用可。
  • 車のシガーソケット充電: 車中避難時にも役立つ。

「どの方法で充電できるか」を家族で共有しておくことも重要です。

⑤ 家族で「通信が止まった日シミュレーション」を

週末の1時間だけでも、家族で「スマホを使わずに過ごす体験」をしてみましょう。
実際にやってみると、見えてくる課題があります。

  • 連絡先を覚えていない(親の番号を言えない)
  • 避難所や集合場所があいまい
  • 電池残量が少ない

この体験を通して、「紙で持つ」「場所を確認する」「充電しておく」という3つの習慣が身につきます。
遊び感覚でできる家庭防災として、おすすめの取り組みです。

まとめ:通信が止まっても“つながる家族”に

地震のとき、スマホがつながらなくても家族がつながる方法はあります。
大切なのは、「決めておく」「書いておく」「練習しておく」の3つ。
通信が止まっても、行動できる力を持っておくことが防災の第一歩です。
今夜、家族みんなで「連絡ルール」を話してみましょう。
スマホがなくても、心はしっかりつながっていられるはずです。

あわせて読みたい

コメント

タイトルとURLをコピーしました