「台風が来るたびに心配で落ち着かない…」「子どもが怖がってしまう」――そんな声をよく聞きます。
でも、台風は“事前に備えられる災害”です。
大がかりなことをしなくても、10分あれば“わが家の安全チェック”はできます。
しかも、子どもと一緒に取り組めば、防災の学びにもなります。
今回は、台風が来る前に親子で確認しておきたいポイントを、やさしく紹介します。
台風前にチェックしておきたい理由
台風は、雨や風による被害が広範囲に及びます。
とくに最近は、短時間で雨量が急増する「線状降水帯」や、風速30mを超える暴風も珍しくありません。
けれど、台風は突然来るわけではなく、進路や強さの予報が数日前から出ます。
台風は「気づいたときに少しだけ行動する」ことができる災害なのです。
家の外まわりや窓を点検したり、懐中電灯の電池を確認したり――そうした小さな行動が、被害をぐっと減らします。
子どもと一緒にチェックすれば、家族みんなの安心にもつながります。
10分でできる!親子の“わが家の安全チェックリスト”
ここでは、家の外・中・備えの3つの視点で、すぐできるチェック項目をまとめました。
小さな子どもがいる場合は、「一緒に探検ごっこ」や「チェック隊ごっこ」として楽しく取り組むのがおすすめです。
| チェック項目 | やること | 親子でのポイント |
|---|---|---|
| ベランダ・庭 | 植木鉢・物干し竿・おもちゃなど飛ばされやすい物を片づける | 「風が強いと飛んじゃうかもね!」と一緒に考えると理解しやすい |
| 窓・雨戸 | 鍵の閉まり・ガラスのヒビ確認。雨戸がある場合は閉めてみる | 「雨戸ってどこ?」と子どもに探してもらうと覚えやすい |
| 玄関まわり | 傘立てや看板など倒れそうなものを屋内へ | 「台風の風ってどれくらい強いかな?」と話してみる |
| 停電対策 | 懐中電灯・ランタンの電池確認、モバイルバッテリーの充電 | 子どもにスイッチを入れてもらうと“自分で使える”意識に |
| 食料・飲料水 | 2日分の水と簡単に食べられるもの(パン・お菓子など)を確認 | 「どれ食べたい?」と選ばせると備蓄が身近に感じられる |
| 情報確認 | テレビ・ラジオ・スマホで最新の台風情報をチェック | 「このマークは何だろう?」と天気図を一緒に見るのも◎ |
おうちの中も安全チェック!
家の中でも、台風時に気をつけたいポイントがあります。
風でガラスが割れたとき、停電したときなどを想定して、次のように確認しておきましょう。
- 🪟 カーテンを閉めてガラス飛散を防ぐ
- 💡 懐中電灯の場所を家族全員で共有する
- 🔌 コンセントまわりの延長コード・家電は水に注意
- 🪑 窓の近くに物を置かないようにする
- 🐶 ペットがいる場合はケージの位置や避難先を確認
「万が一のとき、どこで過ごす?」を話し合っておくと安心です。
寝室やリビングなど、安全に過ごせる“おうちの安全ゾーン”を親子で決めておきましょう。
子どもと一緒にできる“防災あそび”
台風の備えを「勉強」ではなく「遊び」に変えると、子どもは自分ごととして覚えます。
おすすめの工夫を紹介します。
- 🎒 「防災リュック探検」:家のどこにあるか、何が入っているか探してみる
- 🧸 「おもちゃの避難ごっこ」:お気に入りのぬいぐるみを安全ゾーンに連れていく
- 📺 「天気ニュースクイズ」:台風マークや気象情報を親子でクイズに
「防災=こわいこと」ではなく、「防災=安心の準備」と感じてもらうことが大切です。
時間がないときは“これだけ”チェック!
忙しい日でも、たった3つのことをやるだけで台風への備えは大きく変わります。
- ✅ ベランダ・外の物を片づける
- ✅ 懐中電灯・モバイルバッテリーを充電する
- ✅ 水・食べ物を確認する
この3つを「台風前ルール」として家族で共有しておけば、慌てずに行動できます。
子どもにも「台風が来る前は“3つチェック”だね!」と声かけをしておくと、習慣化しやすいです。
まとめ:完璧じゃなくていい、“できる備え”から始めよう
台風対策は、特別なことをする必要はありません。
大切なのは、「思い出したときにできることをやる」こと。
10分でも、子どもと一緒に家の中を見てまわるだけで、防災力はぐっと上がります。
「おうちを守る」「家族を守る」――その気持ちが、いちばんの防災です。
完璧でなくて大丈夫。親子で話しながら、少しずつ“わが家の防災習慣”を育てていきましょう。


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