子どもが転んでひざをすりむいたり、遊んでいて指をぶつけたり――。
小さなケガは日常の中でもよくあることですよね。
でも、いざというとき「どう対応したらいいの?」「病院に行くべき?」と迷うことも多いはず。
この記事では、家庭でできる基本の応急手当を、やさしくわかりやすくまとめました。
親が落ち着いて行動できるようにしておくことが、子どもにとって一番の安心になります。
まずは落ち着くことが一番大切
ケガをしたとき、いちばん大切なのは親が落ち着くことです。
子どもは、親の表情や声のトーンで安心したり、不安になったりします。
「だいじょうぶ、すぐ治るよ」とやさしく声をかけてあげましょう。
そして、けがの状態を観察します。出血の量、腫れ、痛みの程度などを確認し、
「家庭で対応できるレベルか」「受診が必要か」を判断します。
家庭でよくあるケガと応急手当の基本
ここでは、家庭で起こりやすいケガ別に、基本の応急処置を紹介します。
| ケガの種類 | 応急手当の方法 | 受診を検討すべきサイン |
|---|---|---|
| すり傷・切り傷 | 1. 水道水でしっかり洗う(汚れを落とす) 2. 清潔なガーゼやティッシュで軽く押さえる 3. 消毒して、絆創膏やガーゼで覆う | 出血が止まらない/深い傷/異物が取れない |
| 打撲・ねんざ | 1. 冷たいタオルや保冷剤で冷やす(20分を目安に) 2. 腫れが強い場合は安静にする 3. 動かすと強く痛むときは受診 | 腫れがひどい/骨折の疑い/痛みが長引く |
| やけど | 1. すぐに流水で10〜15分冷やす 2. 水ぶくれはつぶさない 3. 清潔なガーゼで覆い、保湿や薬は医師に相談 | 広範囲/顔・関節部のやけど/水ぶくれが多い |
| 鼻血 | 1. 頭を少し前に傾けて座らせる 2. 鼻の付け根を10分ほど押さえる 3. 上を向かせたり横になるのはNG | 20分以上止まらない/頻繁に出る |
| 目にゴミが入った | 1. こすらずに流水で洗う 2. 取れない場合はすぐに眼科へ | 目を開けられない/充血・痛みが強い |
どのケガでも共通するのは、「清潔・冷やす・安静にする」の3原則です。
迷ったときは無理をせず、医療機関に相談しましょう。
災害時や夜間でも慌てないために
夜間や停電、災害時など、すぐに病院へ行けない場合もあります。
そんなときに慌てないために、次の備えをしておきましょう。
- 救急セット(絆創膏・包帯・消毒液・ガーゼなど)を常備
- 懐中電灯・ヘッドライトをすぐ使える場所に
- 応急手当の方法を家族で共有しておく
- #7119(救急安心センター)や#8000(子ども医療相談)をメモ
- 持病・アレルギー・服薬情報をまとめたメモを保管
いざというとき、落ち着いて動けるのは「準備していた人」です。
救急セットの中身も、半年に一度見直しておきましょう。
子どもと一緒に“けが対応”を学ぼう
小学生くらいの子どもなら、かんたんな応急手当を一緒に練習しておくのもおすすめです。
「すり傷を洗って、絆創膏を貼る」「冷やす」などを体験しておくと、実際のときに落ち着いて行動できます。
親子で一緒に、遊びの延長のように学ぶのがコツです。
- おままごとのように“けがごっこ”で練習
- 「手を洗って、ガーゼを貼るよ」と声に出してやってみる
- 防災ごっこの一部として取り入れる(防災リュック確認など)
「ケガをしたら、どうすればいいか知ってるよ!」という自信が、子どもの安心にもつながります。
まとめ:応急手当は“家庭でできる小さな命の守り方”
応急手当は、特別なスキルではありません。
少しの知識と落ち着きがあれば、家庭でも十分に対応できます。
大切なのは、日ごろから準備しておくこと。
救急セットを整え、家族で対応の流れを確認しておけば、
いざというときも安心して行動できます。
「すぐに助けてあげられる」その力が、家庭の防災力になります。

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