調べものをするとき、今はすぐに答えが見つかります。
わからないことがあれば検索して、動画を見て、誰かの意見を読む。
とても便利な時代ですが、その一方で、
「ネットに書いてあったから正しい」と思い込んでしまう場面も増えています。
子どもにとっては特に、
検索結果に出てきた情報=正解と感じやすいものです。
この記事では、ネットの情報をうのみにせず、
「ちょっと立ち止まって考える力」をどう育てていくか、
家庭でできる関わり方を一緒に考えていきます。
検索すると「正しそう」に見える理由
検索結果の上に出てくる情報や、
たくさんの人が見ていそうな動画や投稿。
大人でも、「上にある=正しい」「有名=信頼できる」と感じてしまうことがありますよね。
子どもはなおさらです。
- 難しい言葉が使われている
- 図や写真がたくさんある
- はっきり言い切っている
こうした要素がそろうと、内容を疑うより先に「そうなんだ」と受け取ってしまいます。
だからこそ、「だまされないように」ではなく、
「どう見ればいいか」を知ることが大切になります。
広告と情報の違い、わかっていますか?
ネット上には、役立つ情報と一緒に、広告もたくさん混ざっています。
大人にはなんとなく区別がついても、
子どもにとってはその違いがとてもわかりにくいものです。
- おすすめランキング
- 体験談のように見える文章
- 「今だけ」「絶対」という言葉
これらは、情報のようでいて、
何かを買ってもらう・申し込んでもらうための文章であることも少なくありません。
「広告=悪いもの」ではありませんが、
目的が違うことは知っておきたいですね。
子どもにもできる、かんたんな見分け方
専門的な知識がなくても、
子どもができるチェックポイントがあります。
- 誰が書いているのか
- いつの情報か
- ひとつだけでなく、他にも同じことが書いてあるか
たとえば、
「これ、どんな人が書いたと思う?」
「他にも同じこと言ってるページあるかな?」
こんな声かけをするだけでも、
子どもは「考えながら読む」姿勢を持ちやすくなります。
「信じちゃダメ」より「一緒に考えよう」
子どもがネットの情報をそのまま信じていたとき、
つい「それはウソだよ」「信じちゃダメ」と言いたくなります。
でも、頭ごなしに否定されると、
子どもは「もう話さないほうがいい」と感じてしまうこともあります。
おすすめなのは、こんな関わり方です。
- 「そう書いてあったんだね」と一度受け止める
- 「どうしてそう思った?」と聞いてみる
- 「別の見方もあるかもね」と一緒に探す
正解を教えることより、
考えるプロセスを一緒にたどることが力になります。
家庭でできる、小さな練習
特別な教材や時間は必要ありません。
- ニュースや動画を一緒に見て感想を話す
- 検索結果を並べて「違い」を見つける
- 広告を見て「これは何のためかな?」と考える
正しい答えを出さなくても大丈夫です。
「考えた」「迷った」という経験そのものが、大切な練習になります。
親も迷っていい、わからなくていい
ネットの情報は、大人でも判断が難しいことがあります。
「これ、本当かな?」
「よくわからないね」
そう口にすることは、決して悪いことではありません。
むしろ、わからないときに立ち止まる姿勢を見せることが、
子どもにとって大きな学びになります。
正しさより、「考える習慣」を
インターネットには、正しい情報も、そうでない情報もあります。
すべてを見抜けるようになる必要はありません。
大切なのは、
「すぐ信じる前に、ちょっと考える」
「困ったら誰かに相談する」
その習慣を、家庭の会話の中で少しずつ育てていくことです。
完璧を目指さず、今日ひとつ気づけたら十分。
それが、子どもを守る大きなそなえにつながっていきます。

コメント