登下校中や遊びに出かけた先など、
子どもが親と一緒でない時間は、どうしてもあります。
そんなときに大切なのが、
「困った」「怖い」と感じたときに、助けを求める行動ができるかどうかです。
この記事では、子どもが一人のときでも「助けて」を伝えられるようになるために、
家庭で意識したい考え方や、具体的な教え方をまとめます。
「助けて」が言えない子どもは少なくない
実は、危険な場面にあっても、
すぐに助けを求められない子どもは少なくありません。
- 大げさだと思われたくない
- 怒られそうで怖い
- どう言えばいいか分からない
- 知らない大人に声をかけるのが不安
これは性格の問題ではなく、経験や準備の差によるものです。
「助けて」は特別な言葉じゃなくていい
助けを求めるとき、必ずしも「助けて!」と叫べなくても大丈夫です。
大切なのは、困っていることが伝わること。
- 「ちょっと困っています」
- 「おうちの人に連絡したいです」
- 「ここにいてもいいですか?」
子どもが言いやすい言葉を、いくつか一緒に考えておくと安心です。
「助けを求めていい相手」を具体的に教える
誰に声をかければいいか分からないと、子どもは動けなくなります。
家庭では、助けを求めていい相手を具体的に伝えましょう。
- 近くのお店の人
- 駅員さん・警備員さん
- 子ども連れの大人
- 学校や学童の先生
「大人なら誰でもいい」ではなく、
目印になる存在を教えておくことがポイントです。
行動の流れを「セット」で覚える
助けを求める行動は、順番で覚えると実行しやすくなります。
- 危ない・怖いと感じたらその場を離れる
- 人のいる場所へ行く
- 声や防犯ブザーで知らせる
- 大人に状況を伝える
イラストや会話でシミュレーションしておくと、記憶に残りやすくなります。
家庭でできる小さな練習
日常の中で、難しい訓練をする必要はありません。
たとえば、
- 「もし迷子になったらどうする?」と話してみる
- お店で「ここにいていいか聞いてみよう」と促す
- 助けを求めるセリフを声に出してみる
正解を求めすぎず、「考えたこと」「言えたこと」を認めてあげましょう。
親の「安心させる言葉」が行動につながる
子どもが助けを求められるかどうかは、
普段の親の声かけに大きく影響します。
ぜひ伝えておきたいのは、次のような言葉です。
「困ったら、必ず助けを求めていいんだよ」
「自分を守る行動は、悪いことじゃないよ」
この言葉があることで、
子どもは「動いていい」と自分に許可を出せるようになります。
まとめ|防犯のそなえは「一人でも動ける力」
防犯のそなえは、
親が守ってあげることだけでは完成しません。
子ども自身が、危険に気づき、助けを求める力を少しずつ育てていくことが大切です。
完璧である必要はありません。
家庭で話し、考え、安心できる言葉を重ねることが、
いざというときの行動につながります。
このシリーズが、そのきっかけになれば幸いです。


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