台風がきたときには、直接的な被害の他に「停電」にも注意が必要です。
明かりが消え、エアコンや冷蔵庫、テレビも止まってしまうと、子どもは不安を感じやすくなります。
でも、ちょっとした工夫で「怖い時間」から「安心できる時間」に変えることができます。
この記事では、子どもと過ごす停電時の5つの工夫を、家庭目線で紹介します。
なぜ台風で停電が起こるの?
停電は、強風で電線が切れたり、落ちた枝が電線に触れたり、変電設備が浸水することで発生します。
最近では、風が弱くても雨量の多い台風で広範囲の停電が起きるケースもあります。
多くは数時間〜半日ほどで復旧しますが、地域によっては1〜2日続くことも。
だからこそ、「いつ停電しても慌てない準備」と、「停電中を安心して過ごす工夫」の両方が大切です。
工夫① 明かりは“やさしい光”で安心をつくる
真っ暗になると、子どもはとても不安になります。
懐中電灯のような強い光を一方向に当てるよりも、部屋全体をふんわり照らす明かりが安心感を与えます。
- 🕯️ ペットボトルランタン:懐中電灯の光を透明ボトルに当てるだけでやわらかい光に
- 💡 電池式ランタン:テーブルの上に置くと家族全員の顔が見えて落ち着く
- 🧸 子どもには小さな手持ちライトを渡す(安心できる「自分の光」になります)
キャンプ用や100円ショップのライトも便利。
普段から「停電のときはどこにライトがあるか」を一緒に確認しておくと安心です。
工夫② 暑さ・寒さをしのぐ“体温ケア”
台風の停電では、エアコンが止まることによる「暑さ」や「寒さ」への対策も欠かせません。
特に小さな子どもや乳幼児は体温調節が苦手なので、環境を工夫してあげましょう。
| 季節 | 工夫の例 | ポイント |
|---|---|---|
| 夏(暑さ) | 保冷剤をタオルに包んで首元に/うちわ・ハンディ扇風機を活用 | 保冷剤は冷凍庫で凍らせておく。直に当てないよう注意。 |
| 冬(寒さ) | ブランケットを重ねる/ペットボトル湯たんぽを作る | 湯たんぽはお湯を入れてタオルで包む。火を使わない方法を。 |
子どもが「暑い」「寒い」と感じたら、すぐに対応できるよう準備しておくと安心です。
工夫③ 食べものと飲みものの“ひと工夫”
停電が長引くと、冷蔵庫が使えなくなります。
家庭での工夫次第で、食べものをムダにせず、子どもも安心して過ごせます。
- 🍙 冷蔵庫を頻繁に開けない(冷気が逃げると痛みが早まります)
- 🥫 常温保存できる食べ物を常備(缶詰・ゼリー飲料・クラッカーなど)
- 💧 水は一人1日2リットル×3日分を目安に確保
- 🍬 子どもが喜ぶ“おやつ”を少し多めに(安心感にもつながる)
特に乳幼児がいる家庭では、ミルク用の水・哺乳瓶を洗わずに使える液体ミルクがあると安心です。
工夫④ 子どもが安心できる“過ごし方”
暗くて静かな停電時は、子どもが不安を感じやすくなります。
そんなときこそ、親の落ち着いた声といつもの雰囲気が子どもの心を守ります。
- 📖 懐中電灯で影絵あそびや絵本タイム
- 🎵 手拍子で歌う・しりとりなど言葉あそび
- 🧩 “防災ごっこ”として「どんな音が聞こえるかな?」と周りに耳をすます
「大丈夫だよ、ママ(パパ)もいるよ」と声をかけるだけで、子どもの安心感はぐっと高まります。
親が穏やかに過ごす姿そのものが、子どもにとっての“安全信号”になります。
工夫⑤ 停電が終わったら“ほっと防災タイム”を
電気が戻ったら、まずは「無事でよかったね」と声をかけて、安心を共有しましょう。
その後、次に備えて小さな見直しをしておくのがおすすめです。
- 🔋 モバイルバッテリー・ライトの再充電
- 🥫 食べた備蓄の補充(買い足しリストをつくる)
- 📅 家族で「また停電がきても大丈夫だったね」と振り返り
停電を「防災の練習日」としてポジティブに受け止めると、子どもにとっても前向きな経験になります。
まとめ:停電は“親子で備えを実感する時間”に
台風による停電は、決して特別なことではありません。
でも、事前の準備と、停電中のちょっとした工夫で、過ごし方は大きく変わります。
親子で笑顔を忘れずに、やさしい光と温かい声で、安心できる時間を過ごしましょう。
そして、「次の台風でも大丈夫」と思える備えを、今日から少しずつ整えていきましょう。

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