「防災ってちょっと難しそう…」「子どもにどう話せばいいかわからない」そんな声をよく聞きます。
でも、3〜6歳の未就学児期は、好奇心が旺盛で、親の言葉や行動をよく真似する時期。
この時期に“防災リュックを一緒に作る”ことは、ただの準備ではなく、「安心と自信を育てる学びの時間」になります。
この記事では、遊び感覚で取り組める「子どもと一緒に作る防災リュック」の考え方と、実践のコツを紹介します。
未就学児にこそ「マイ防災リュック」が大切な理由
子どもが自分で持つ「マイ防災リュック」は、小さくてもとても大切なもの。
災害時、親と離れてしまうこともゼロではありません。そんな時、リュックの中に「自分の大切なもの」「安心できるもの」があると、心の支えになります。
また、“自分のものを持つ”という体験が、子どもに「自分も頑張れるんだ」という自信を与えてくれます。
親が一方的に作るのではなく、子ども自身が中身を選んで「一緒に作る」ことが、いちばんのポイントです。
未就学児の防災リュックに入れておきたい基本アイテム
3〜6歳の子どもが持つ防災リュックは、「軽くて・安心できて・すぐ使える」ことが大事です。
背負える重さの目安は体重の10%以内。中身は少なくても、子ども自身が“自分のリュック”として扱えることを優先しましょう。
| カテゴリー | 具体的なアイテム例 | ポイント |
|---|---|---|
| 食べもの・飲みもの | 小さめの水筒/ゼリー飲料/ビスケットやラムネ | 普段食べ慣れた味を選ぶと安心。賞味期限を定期的にチェック。 |
| 衛生・生活用品 | ウェットティッシュ/マスク/小さなタオル/替えの下着・靴下 | 自分で取り出せるように、透明の袋に入れておく。 |
| 安心グッズ | お気に入りのぬいぐるみ/家族の写真/小さな絵本 | 避難所などでも心が落ち着く“安心アイテム”をひとつ。 |
| 安全アイテム | ホイッスル/小型ライト/連絡カード | 名前・住所・親の電話番号を書いたカードを必ず入れておく。 |
子どもと一緒に楽しく準備するコツ
「防災リュックを作ろう!」と言うと、ちょっと難しそうに聞こえるかもしれません。
でも、“遊びの時間”として取り入れると、子どもは自然と興味を持ってくれます。
たとえば、次のような工夫がおすすめです。
- 🎒 「防災リュック作りごっこ」をする(おままごと感覚で)
- 🧸 「好きなぬいぐるみを一つ入れよう」と選ばせる
- 🍬 「避難のときに食べたいお菓子」を一緒に決める
- 📖 「防災絵本」を読んで、地震や火事の話を優しく伝える
リュック作りの時間を、親子のコミュニケーションの場にすることが大切です。
「もし地震がきたらどうする?」「誰に助けてもらいたい?」など、子どものペースで話してみましょう。
重くならないようにする工夫
未就学児のリュックは、軽くて動きやすいことが最優先です。
余計なものを詰め込みすぎず、「これがあったら落ち着ける」「これがあれば過ごせる」最低限に絞りましょう。
重さを減らすポイントは以下の通りです:
- 水は500mlペットボトルを半分にして入れる
- 着替えは軽い素材のものに
- お菓子は1〜2個に限定(食べ切りサイズ)
すべてをリュックに入れるのではなく、「親が持つリュック」「子どもが持つリュック」に分担すると負担が減ります。
家族の連絡カードを忘れずに
子ども用防災リュックには、必ず「家族の連絡カード」を入れておきましょう。
名前・住所・親の電話番号・血液型・アレルギーの有無などを、シンプルにまとめたカードです。
イラストやシールを使って子どもと一緒に作ると、「自分のカード」という意識が持てておすすめです。
カードは防水の袋に入れ、リュックの一番外ポケットなど“取り出しやすい場所”に入れておきましょう。
「防災=怖い」から「防災=安心」へ
防災という言葉を聞くと、つい不安な気持ちになりがちです。
でも、子どもと一緒に防災リュックを作ることで、「災害は怖いもの」から「準備すれば安心できるもの」へと気持ちが変わっていきます。
親が落ち着いて取り組む姿を見せるだけでも、子どもは安心します。
「これを入れておくと、ママもパパも安心だね」と声をかけてあげると、子ども自身の“そなえる力”が自然に育ちます。
まとめ:楽しく作ることがいちばんの防災教育
未就学児の防災リュックは、完璧じゃなくて大丈夫。
“子どもと一緒に作る”ことそのものが、防災教育の第一歩です。
大切なのは、「どうやって備えるか」よりも「どうやって家族で安心をつくるか」。
親子で笑いながら、防災リュックを作る時間を、家族の大切な思い出にしていきましょう。
今日から、ちょっとずつ“わが家のそなえ”を始めてみませんか?

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