突然の地震。その瞬間、親として一番に浮かぶのは「子どもを守らなきゃ」という気持ちではないでしょうか。
でも実際に揺れが起きたとき、何からどう行動すればいいのか、迷ってしまうことも多いものです。
この記事では、いざというときに家族全員が落ち着いて動けるように、「家庭で決めておきたい5つの行動」を紹介します。
難しいことではなく、今日からできることばかり。親子で一緒に確認しておきましょう。
① 揺れたらまず「身を守る」行動を
地震の揺れを感じたら、まずやるべきことは「頭を守る」ことです。
机の下に潜る、クッションで頭を覆う、姿勢を低くするなど、場所に応じた行動を身につけましょう。
- 家にいるとき:テーブルの下へ/倒れそうな家具から離れる
- 外にいるとき:ブロック塀やガラス、看板から離れる
- 学校や園では:先生の指示を聞いて安全な場所へ
- ベビーカーや抱っこのとき:しゃがんで赤ちゃんを胸で守る
揺れの最中は、無理に動かないことが大切です。
「頭を守ってじっと待つ」――このシンプルな動作を家族で共通の合言葉にしておきましょう。
② 揺れが収まったら“家族の無事を確認”
揺れが止まった後は、まず家族の安全を確かめます。
声をかけあうことが、次の行動への大きな安心につながります。
- 「だいじょうぶ?」と声をかけあう
- ケガをしていないか確認する
- 火やガスを使っていた場合はすぐに止める
- 停電しても慌てず懐中電灯で確認する
声を出すことで、家族の居場所を確認できるだけでなく、気持ちを落ち着ける効果もあります。
子どもには「まずママ(パパ)に声をかける」という習慣をつけておくと安心です。
③ 避難する・しないの判断を“家族で共有”
地震の後、必ず避難しなければならないわけではありません。
建物の損傷や火災、津波などの危険がある場合のみ、すぐに避難する判断をします。
そのためには、事前に「避難のルール」を家族で話し合っておくことが大切です。
- 家が危険な場合:近くの公園や指定避難所へ
- 安全な場合:家で様子を見ながら情報収集
- 津波注意地域では:すぐに高台へ避難
- 学校・園にいる場合:迎えに行くか、先生の指示に従う
「どんなときに逃げるか」を家庭で決めておくことで、焦らず判断できます。
紙に書いて冷蔵庫や玄関に貼っておくのもおすすめです。
④ 家族の連絡方法を“事前に決めておく”
地震のあと、電話やLINEがつながらないことは珍しくありません。
そんなときのために、家族間で連絡方法をあらかじめ決めておきましょう。
- 災害用伝言ダイヤル(171)を使う
- 災害用伝言板(Web171や携帯各社の災害伝言サービス)を使う
- SNSでの「安否報告」機能を確認しておく
- 近くにいる家族とは「〇〇公園で集合」と決めておく
連絡が取れないときに焦らないためには、“どの順番で確認するか”を共有しておくことが大切です。
週末などに、子どもと一緒に練習してみましょう。
⑤ 子どもが一人のときの行動を教えておく
地震は、親がそばにいるときに起きるとは限りません。
学校、友だちの家、公園など、子どもが一人で行動しているときに備えましょう。
- 「しゃがんで頭を守る」を身につける
- 安全な場所(机の下・壁ぎわ)を探す習慣をつける
- 知らない人について行かない
- 避難するときは必ず「先生や大人の指示に従う」
子どもが自分で判断できるように、「こういうときはどうする?」と会話で考えさせることが、最も効果的な防災教育です。
家庭でできる“地震防災ごっこ”
いざというときに慌てないためには、日常の中で繰り返し練習することが大切です。
「防災ごっこ」として遊びながら学ぶのもおすすめです。
- 「揺れたらどうする?」クイズをする
- 家具の近くで「安全ゾーン」を探すゲーム
- 家の中で「集合場所」を決めてみる
- ぬいぐるみを使って“家族避難ごっこ”をしてみる
親子で楽しく練習することで、いざというときにも自然と行動できるようになります。
まとめ:家族で“守るチカラ”を育てよう
地震の備えは、特別なことではなく“日常の延長”です。
声をかけあい、ルールを共有し、ちょっとした確認を重ねることが、家族の命を守ります。
完璧でなくても大丈夫。
まずは今日、「揺れたらどうする?」を話題にしてみてください。
親子で話し合うその時間こそが、いちばんの防災訓練です。


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