子どもの熱が出た夜にできること|救急車を呼ぶか迷ったときの判断

病気・けがのそなえ

夜中に子どもの体が熱い。「どうしよう、救急に行くべき?」
そんな不安を感じた経験は、どの親にもあるのではないでしょうか。
夜間や休日は病院も限られており、判断が難しい場面が多いものです。
この記事では、子どもの発熱時に家庭でできるケアや、受診・救急の判断の目安をわかりやすく紹介します。
「落ち着いて見守る力」を身につけることで、親も子も安心できます。

まずは慌てずに、子どもの様子を観察しよう

発熱は、ウイルスや細菌と体が戦っているサイン。
数字(体温)だけにとらわれず、子どもの様子を観察することが大切です。

  • 元気に話したり、笑えているか
  • 水分がとれているか(おしっこが出ているか)
  • 目の輝き・表情・反応が普段通りか
  • 呼吸の速さ・苦しそうな様子はないか

「熱が高くても元気」「熱は低くてもぐったり」など、見た目と体温が一致しないこともあります。
迷ったときは、数字よりも“様子”を信じましょう。

家庭でできる発熱時のケア

夜中などですぐに受診できないときは、家庭でのケアを落ち着いて行いましょう。

  • 水分をこまめに与える
    麦茶・経口補水液・スープなどを少しずつ。
  • 厚着をさせない
    熱をこもらせないよう、1枚少なめに。
  • 体を冷やす
    首・わき・太ももの付け根を中心に、ぬれタオルや保冷剤をタオルで包んで。
  • 静かな環境で安静に
    テレビや照明を落とし、安心できる空間を。
  • 解熱剤の使用は医師の指示通りに
    嫌がる場合は無理に使わず、まず休ませましょう。

発熱そのものを怖がる必要はありません。
体がウイルスと戦っている証拠として、落ち着いて見守りましょう。

救急車を呼ぶ・受診を検討すべき症状

次のような症状が見られる場合は、すぐに医療機関や救急に連絡しましょう。
「おかしい」と感じたときに行動するのが、最も安全です。

緊急性が高いサイン対応
ぐったりして呼びかけに反応がないすぐに救急車を呼ぶ
けいれんが5分以上続く/繰り返す救急要請、頭を打たないように注意
呼吸が苦しそう・青白い救急へ連絡、安静に保つ
水分が取れず、尿が8時間以上出ていない脱水の可能性があり受診を検討
高熱が3日以上続く/発疹が出ている翌朝の受診を目安に

判断に迷ったときは、#8000(子ども医療でんわ相談)を活用しましょう。
看護師・医師が地域の医療体制に合わせてアドバイスしてくれます。

#8000・#7119を活用しよう

「夜間に受診すべきか迷う」「救急車を呼ぶほどではないかも」
そんなときに頼れるのが、全国共通の相談ダイヤルです。

番号名称内容
#8000子ども医療でんわ相談夜間・休日の急な発熱やけが時に、小児科医や看護師が相談対応(全国対応・19時〜翌朝)
#7119救急安心センター大人・子どもを問わず、救急車を呼ぶか迷ったときに相談できる窓口

登録しておくと、慌てたときでもすぐに電話できます。
スマホのメモや冷蔵庫など、家族みんなが見える場所に貼っておきましょう。

夜間に備える“発熱セット”を準備しよう

夜中の発熱時に慌てないためには、「発熱セット」をあらかじめ準備しておくと便利です。
体調を崩したときにすぐ手が届く場所に置いておきましょう。

アイテム用途・ポイント
体温計(予備電池も)正確な体温を確認するために
経口補水液・麦茶脱水予防と水分補給に
冷却シート・保冷剤首やわきを冷やして熱を下げる
清潔なタオル・パジャマ汗を拭いたり着替えに使う
解熱剤(医師の指示があるもの)使用量・時間をメモしておく
懐中電灯停電時にも役立つ

また、夜間救急を受診する場合に備え、母子手帳・保険証・お薬手帳もまとめておくと安心です。

まとめ:落ち着いて“見守る力”が親の安心につながる

子どもの発熱は、成長の中で誰にでもあること。
大切なのは、「熱を下げる」ことよりも、「様子を見守る」ことです。

慌てず観察し、必要なときに正しく相談・受診できるよう備えておくことで、
夜中の不安な時間も少しずつ落ち着いて過ごせるようになります。

「だいじょうぶ、ママもパパもちゃんと準備してるからね」――
そんな言葉が、子どもにとっていちばんの安心になります。

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